健康保険の傷病手当金の支給期間が通算化

新年あけましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 本年初投稿は、1月1日施行ホヤホヤのこちらのお話。 健康保険の「傷病手当金」についてです。 「傷病手当金」とは… 仕事や通勤と関係の無い、プライベートな病気やケガで 仕事を連続3日間休んだ後、4日目以降に支給される給付金です。 4日目以降に有給休暇を使ったり、病気やケガが良くなって出社した日は給与が発生するので支給されません。 協会けんぽ https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat320/sb3170/sbb31710/1950-271/?fbclid=IwAR2wVDSXaIsX3hI2s3FBwJEPHf504U9EbDNeuzGh5mmCs0NqGdbBUgDjtuk 今回、何が変わったのか?と言いますと、「支給期間」です。 【旧】 支給開始日から1年6ヵ月、という「期間」で考える。 途中病気やケガが良くなり出社できるようになった期間も含めた1年6ヵ月。 【新】 支給開始日から支給日を「通算して」1年6ヵ月、という「日数」で考える。 途中病気やケガが良くなり出社できるようになった期間を除いて1年6ヵ月をカウント。 治療と仕事の両立の観点から、より柔軟な所得保障ができるように…という国のはからいですね。 ※下記図表は、本文中でご紹介した「協会けんぽ」サイトより抜粋いたしました。

今さら聞けない年末調整④

前回は会社勤めの方の所得の求め方についてお伝えしました。 所得がわかったら、そこに税率何パーセントかをかけて所得税がわかるんじゃないの? …とお思いの方がいらっしゃるかもしれません。   実はゴールまでもう少し手間がかかるんです。 「今さら聞けない年末調整」シリーズ最終回の今日は 年調年税額(正しい所得税額)がわかるまでの全体像をお伝えします。   年間の収入を求めます。 つまり1月から12月までの給与と賞与の合計額です。 ただし、非課税である通勤手当などは除いてください。   収入から所得を求めます。 これは前回お伝えした通りです。   所得から引いて良いものを控除します。 年末調整時に会社から配布される各申告書はその為にあります。   ③で求めたものに税率をかけます。   ④で求めたものから住宅ローン控除がある方はさらに控除します。   ⑤で求めたものに102.1%をかけたものが、年調年税額=正しい所得税額です。 そして、年調年税額とこの1年間給与や賞与から引かれていた所得税の額を比べて過不足を精算するのです。これが年末調整の全貌です。 年末調整と聞くと、必ずお金が戻ってくるという印象が強いかもしれません。 しかし、年の途中で扶養人数が減った方や住宅ローン控除が無くなった方など、中には追加徴収になってしまう方もいらっしゃいます。 年末調整の仕組みがわかっていれば心構えもできるのではないでしょうか。     さて、本日みやた社労士事務所は仕事納めです。 本年も皆様には大変お世話になりました。 来年もどうぞよろしくお願いいたします。   良いお年をお迎えくださいませ。

今さら聞けない年末調整③

年末調整の基本的なお話 その③です。 ②でお伝えした、「会社勤めの方の所得」について。 こちらの国税庁のサイトをご参照ください。 https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/nencho2021/pdf/76-84.pdf 「年末調整等のための給与所得控除後の給与等の金額の表」を使います。 以下の手順で所得を求めましょう。 1.年間の収入を求めます。 ここでいう収入とは、給与+賞与です。ただし非課税である通勤手当は除きます。 2.1で求めた額を「給与等の金額」欄にあてはめてください。 ※イラストのブルー部分 3.右隣にある「給与所得控除後の給与等の金額」が所得です。 ※イラストのピンク部分 例えば、年間収入が204万円の方の所得は134万8千円となります。 ※イラスト赤部分 この、「所得」にかかる税が所得税です。 が、消費税のように単純に税率〇%をかけるだけ…というわけではありません。 続きは次回お伝えします。

今さら聞けない年末調整②

年末調整の基本的なお話 その②です。 ①では 『年末調整とは、一言で言うと「所得税の精算」です。』 とお伝えしました。 所得税とは、「所得にかかる税」ですね。 いや、そんなこと当たり前でしょ!と言われてしまうかもしれませんが 「じゃあそもそも所得って何?」の部分がご理解いただけていないケースが多いのです。 特に「所得」と「収入」がごっちゃになってしまう方がいらっしゃいますので説明します。 どちらも自分が得られるおカネ、という印象なので無理もないのですが。 所得と収入はノットイコールです。 計算式で表すと 「所得」 =「収入」ー「必要経費」 です。 例えばパン屋さんの収入は売上にあたりますが、 売上を上げるための必要経費…例えば小麦粉やバターを仕入れたり、家賃や従業員のお給料を支払ったり…いろいろかかりますね。 所得は、売上(収入)から必要経費を引いた残りを指します。 会社にお勤めの方も同じ感じです。 ただ、会社にお勤めの方の必要経費部分は国が「給与所得控除」として額を決めているのです。 人によってはスーツ代、化粧品代、ストッキング代など差があるでしょうが皆さん一律ということで。 さて、ここでご注意いただきたいことがあります。 会社から配布される「扶養控除等異動申告書」に 「所得の見積額」を記入する欄がありますが、そこは「収入」ではないですよ。 じゃあ所得ってどうやったらわかるの?のお話は次回に。

今さら聞けない年末調整①

今年も年末調整シーズンがやって来ましたね。

企業の給与計算担当者さんから
年末調整とはいったい何なのか?を自信を持って説明できない
…というお話をよくいただきます。
給与計算ソフトで自動計算してくれるから知らなくて良いでしょ、という考えもあるかもしれませんが
担当者として是非知っておきましょう。 ...続きを読む